頭の良くなる「短い、短い」文章術

文書を書くのが苦手だ。ブログを投稿するまで時間がかかる。
仕事がらユーザーとメールのやりとりをすることが頻繁にある。
もっとスマートに文章を簡潔に書きたい。
そう思って本書を手に取った。


タイトルがいい。
簡潔な短い文章が書けて、頭も良くなったら一石二鳥だ。
作者は、朝日新聞のコラム「素粒子」を長年担当していた というだけあって、書いてある内容に説得力がある。
いい文章の定義は以下の通り。

  • いい切る
  • 飾らない
  • 常套句を使わない

これだけでは味気ない文章なので、以下のエッセンスを加える。

  • ニュース性(意外性)
  • 「なぜ?」で掘り下げる

具体的には、

  1. まずポンと言い切る
  2. それはなぜであるかを、補足説明する
  3. 話題を展開する
  4. それはなぜであるかを、補足説明する。

というプロセスにより文章は次第に形を表してくるという。
気に入ったフレーズを以下に引用しておく。

 いつでも、「短い文章」を書くようにして考えよう。考える行為とは、「短い文章」を頭のなかでいくつも作文することである。
 あれこれ漠然と考えてから書く、のではなくて、はじめから「短い文章」そのものを考える。つまり、「考える」とは「短い文章」を考えることなのだ。

頭の良くなる「短い、短い」文章術―あなたの文章が「劇的に」変わる!
轡田 隆史
三笠書房
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おすすめ度の平均: 5
5 書くように生きる