XPとVistaのデュアルブート Part1

待ちに待ったCore2Duoのマシンが会社に到着した。
機種はDELLのOptiplex745だ。
早速プリインストールされているXP Proをセットアップする。
セットアップといっても簡単な質問に答えていくだけで完了する。
そしてMSDNからダウンロードしたてのVista UltimateのRTM版を
インストールする。
XPの環境も当分残しておきたいので、デュアルブートの環境を
構築する。
デュアルブートに関しては、Vista RC2で実践済みなので問題ないはず。
ポイントはVistaのシステムフォルダ名をXPのシステムフォルダ名(Windows
と重ならないようにすること。(←後で気付いたのだがこれは勘違いだった)


DVDに焼いたばかりのVistaのCDROMをセットし、F12を押してCDROMからブートする。
ライセンスキーを無事に入力した。
インストールするパーティションを選択し、いよいよというところで
気になるメッセージが表示された。
以前のWindowsのデータは失われると表示されている。
確かにここまでの流れでシステムフォルダ名を変更していないので、このまま
ではXPが立ち上がらなくなってしまう。
慌ててネットで情報を収集する。
結果、自分は大きな勘違いをしていることに気がついた。


XPが導入済みのマシンにVistaデュアルブートできるようにインストール
するには、パーティションを分けることが基本だった。
そういえばRC2をデュアルブートしたマシンはパーティションが2つあった。
新しいマシンのパーティションはHDDの全容量を1つのパーティションに割当
てている。
今度はパーティションを分ける方法をネットで探す。


パーティション・マジック」という有料ソフトで実現できるようだが、
さらにフリーソフトがないか調べる。
Linuxで動作する「SystemRescueCd」というのがヒットする。
さっそくダウンロードしてCD-Rに焼く。
LinuxをCDROMブートする為だ。
いざブートさせると、キーボードの選択まで進むのだが、そこから先は
CDROMが見つからない旨のメッセージが表示されてLinuxがクラッシュしてしまう。
意地で10回くらいブートを繰り返すが解決せず(当たり前か)。
おそらく出たばかりの機種なのでドライバ類が対応していないようだ。
自分の知識ではこれ以上どうにもならない。
改めてLinuxの敷居の高さを感じてしまった。


ここは諦めて別のフリーソフトを探す。
GIGAZINEで紹介されていた「GParted Live CD」を試してみる。
これも前者と同様にCD-Rが必要。
USBでもいけるようだが、自信がないのでパス。
やはりというか今回もLinuxがクラッシュして進まない。
5回くらいブートを繰り返すが解決せず。


さらにネットを検索すると、古い情報ながらKNOPPIXパーティション
分割するツールがあるらしい。
KNOPPIXならドライバ類も新しそうなので、藁にもすがる思いでダウンロードする。
700MB近くなのでCD-Rに焼く時間も含めて時間がかかってしまった。
こうなったら乗りかかった船だ。
おそるおそるブートさせる。
20秒ほど経過したところでKNOPPIXの画面を拝むことなくクラッシュ。
ここでタイムアウト
完全な敗北だ。


CD-Rを3枚も無駄にした虚しさを感じながら、帰りの電車の中で
次の作戦を練る。
一番単純なのは、パーティションを分割してXPを再インストールする。
さんざん苦労しただけにこの選択は悔しい。
それにデュアルブートの為にパーティションを分割させることが
今後もありそうだ。
現時点では「パーティション・マジック」のお世話になるのが一番賢そうだ。
というわけで今回はここまで。

ノートン・パーティションマジック 8.0J
ネットジャパン (2004/08/04)
売り上げランキング: 3480